アメリカ、ニューヨークへ意識を飛ばして、
マンハッタン北部、セントラルパークを散歩。
ここは、数々の映画やドラマでロケがあった場所。
人工的な公園だけど、
小学生の頃からハリウッド映画を観てきたわたくしにとっては、とても懐かしい場所。
「マラソンマン」みたいに、公園内を軽くランニング。
池に浮かぶボートをぼんやり眺め、
広い芝生に寝転んで、太陽の光を浴びる。
この大都会のオアシスには、何時間いても飽きることはない。
いろんな人たちがいる。
みんな、思い思いの人生を生きている。
幸せ感溢れる人もいれば、それほど幸せを感じず生きている人もいる。
でも、外見では分からない。
幸せそうに見えても、そうじゃない人もいれば、
不幸そうに見えて、とてもハッピーな人もいる。
人を外から判断できないのだ。
着飾っているからといって、その人が幸せかどうかは分からない。
逆に、とても貧しそうに見えて、実際は、内面から溢れる幸せ感を隠しきれない人もいる。
多民族国家の場所では、とてもとても、外見からは判断できないものだ。
そんな自由な空気が好きで、わたくしは良くここに来る。
平和で安全だけど、少し息苦しい国を飛び出して、
この自由な空気を吸いに来る。
ここに来ると、自分は何にでもなれる気がするから不思議だ。
しばらく、ここの住人になって、数日間過ごしてみる。
自由な空気の波をふわふわと浮かび、
セントラルパーク内を散歩して、
まわりのビル群を眺めてみる。
ちっぽけだった自分の意識が、どんどん広がり、公園全体を包み込む。
そして、わたくしは、自由そのものとなった。